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メラノーマ 発覚から治療終了まで

今年も残り2日。
楽しいクリスマス話が続いた後だけど、
来年はこれまで通りお気楽なブログ、
そして、こんな事もあったね、と過ごせるように。
封印の願い込め、ここで記録。



今年のクリプレ☆ あったかブランケット。 夜は飼い主の毛布に



9.21  左目下にある腫れ(2、3週間前から?)が気になり近所の病院へ

9.26 - 10.18  やっぱり気になり、別のかかりつけ医へ
           その後、毎週土曜日に経過観察のため通院

 初見は、どちらも悪いものではなさそう。 
 この間、飼い主レベルで解る程度から少しずつ目立ち始める。
 目の充血、トロンとした感じが増していくのも気になる。
 が、他、体調不良はいっさい見られず、快食、快眠、快便。

 腫れは独立したものであること、
 原因は解らずこのまま様子見かCT検査をすすめられる。
 いったんその場で10/28CT検査お願いするも、
 やっぱり踏み切れず様子見することに。

9.24

10.11

10.26 様子見で1週飛ばすはずの週末。 
     が、気になるのは目の充血&トロンとした感じ。
     凝視続ける飼い主の前であくびしたアポロの
     喉奥にパール大の何かを発見
    夕方、慌ててかかりつけ医へ。 その場で急遽明日CT検査に。

10.27  CT&レントゲン、生検採取   担当医から厳しい話を聞く


 (CT検査前当日の朝 今見てもこの頃が一番辛そう)


10.28  検査後, 昨夕より体調急降下。
      朝、慌ててかかりつけ医へ
      ⇒ 熱あり(39.1)、CRP計測不能のOVER値(20以上)
      点滴の為、入院(仕事帰りにお迎え、日帰り入院をお願い)

10.29  昨日昼より食欲復活、点滴の為、日帰り入院

10.30  元気復活、念のため本日まで日帰り入院 

  この間、悪性にしても良性にして場所的に治療が必要になること
  手術が難しい場所であること、放射線治療がベスト
  放射線治療(メガボルテージ)が受けられる病院の紹介等

  急遽明日大学病院の予約がとれたと連絡入る。
  病理検査結果待ちではあるけど、
  相談&顔を会わせておくのはいいと思うと。

10.31  アポロと大学病院へ
(日本獣医生命科学大学付属動物医療センター)
      病理結果待ちの為、考えられる症名、治療、副作用の説明

11.4  病理検査結果 「口腔内悪性黒色腫 (メラノーマ)」     
     骨浸潤あり、転移はみられず

11.5  大学病院へ結果連絡。
     11.10迄、担当医出張の為不在を聞いていたけど、
     現段階で次の予約しておらず、予約が出来ないものかとお願い 
     ⇒担当医と連絡をとってくれ、11.10電話待つことに

     飼い主としては、全てのことに悩み苦しんだ時期。
     アポロを置いて働き続ける事にも迷いが。

11.10  夕方、大学病院担当医より電話。 
      急遽明日なら放射線治療が出来るとのこと、
      明日無理なら11/26。 明日のお願いをする。
    (結果前とはいえ顔を会わせていた事、電話を入れた事が大きい)

11.11  放射線治療1/6回目 (全6回)  

11.19  放射線治療2/6回目  

11.26  放射線治療3/6回目  

12.4   放射線治療4/6回目  

12.11  放射線治療5/6回目  

12.18  放射線治療6/6回目  (最終日)

   最終日、血液検査のみで、経過観察は3か月後とのこと。

  (*放射線6回全治療費 471,920円 
    うち初回相談料、薬代、検査、麻酔全て含む)

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もう何度も繰り返し書いているけど、
検査結果前ながら厳しい話を聞いた日から、治療に入るその日まで。
正解もなく、答えもなく、決断するのは飼い主のみ。
迷う時間も考える時間も見つけられず、
でも止まることも出来なくてただ進む。
正直、治療が出来る喜びなんて少しもなくてあるのは恐怖のみ。
     
それでも、かかりつけ医の言葉だったり、
導かれるように進む段取りだったり。
そして目にしたブログだったり。

一人暮らし、車なし。
近くないとはいえ、通いやすい場所に病院があったことも奇跡的。

このご時世、検索すれば情報は溢れていて。
同じ病気でも、同じ治療でも、検索した数だけ状況はさまざま。
個体差によるところ。が大きい。

それでも、検索せずにはいられない。
皆さんが書かれていたように、ここも情報のひとつになれば。

まだ治療が終わったばかり。 
幸いアポロは、治療中1回も体調を崩すことなく、
治療中から起こることもあるとされる、食欲不振、口内炎も全くなく。
元気にタフに強いであろうこの治療を終えることが出来ました。

まだ全くみられないと思っていた副作用は、


解りにくかっただけで、


全治療を終えたあと少し出てきました (目の下の脱毛)


元々始まっていた白内障も、光の下では結構顕著に。
ここに来て、そう声をかけられる事も多くなり、
白目の横にある黒ずみは、前はなかったような。
(病院ではこの黒ずみ、副作用とは言われません)
目に関しては副作用なのか、老齢性の進行顕著なのか解りません。
でも影響もあるだろうと感じています。

照射場所から左目失明は治療前より言われていて、
治療後1年。

アポロの場合、放射線治療は、根治ではなく延命。
大学病院との資料にもしっかり延命に○が。

放射線治療の反応率 77~94%
なのに、平均生存期間 7~12カ月

当初、愕然とした数値。
それなのに、強い治療に入る意味は?

進行の速さ、転移の速さ、脳への転移、眼球の突出、
口腔内腫瘍による食事障害等、
本犬にとっても、飼い主にとっても耐え難い症状の可能性。
延命の本当の意味合いは、痛み、転移をおさえ今のQOLを守ること。

そんな思いで決心した治療。
それでも、放射線治療開始で食欲がなくなってしまうのでは、
寝たきりになってしまうのではの不安は初回までぬぐい切れず。
失明は1年後。に、ちょっとホッとしたのも事実。



そんなマイナスだらけの飼い主の感情を、
アポロは治療のたび、身をもって覆してくれました。
全治療を終えた日の夜、この姿。

一度は1年後が想像出来なくなってしまった。
今はそんな思いはありません。
だから、目もしっかりケアしないとね。 
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