最期の日のこと
アポロのいない虚無感は
日を追うごとに心の中に広がって
どれだけ泣いてもアポロは帰って来ない
それが解っているから、泣くことさえ拒絶しているような
あ、不意に溢れる涙、流れ落ちる涙
それはよくあります

いつもトイレシートを広げていた場所
そこにシートがないことに未だ慣れなく
横を通り過ぎるたび、あっ、と。
頭より先に、センサーが反応してしまう感じ
完全に糸の切れた凧、行き先も目的も失って
そんな中、去年の今日、おととしの今日、旅行、先月、先々月・・・
そうやってブログを読み返していると、
共に愉しかった日々、共に一生懸命だった日々、蘇り満たされる
ここがあって本当に良かった
なので、最期まで頑張ったアポロの姿
しっかり残しておこうと
きっとまた、今とは違う気持ちでここを眺められる日が訪れるはず
さすがにいっぱいいっぱいだった為、撮影記録の日時を見ながら
8/9 am10:38 アポロが歩いている写真はこれが最後に

am10:42 その足で、酸素ハウス前にいた飼い主の隣へ

その後すぐ、飼い主も誘導して酸素ハウスへ
すぐにぐっすり、そのまま寝続け4時間超え

この穏やかな眠りのあと立てなくなりました
ワンと吠えたので、ドアを開けると一瞬立とうと
でも立てず、その一瞬で悟ったようにもう立とうとはしませんでした
悲しそうに鼻鳴きを何度か
この時、顔は上がっていて、意識も、目も通常通り
お水をあげると自分でよく飲み
・
・
夜になるにつれ、どんどん体がきかなくなり
介助しても手足は立たず
ごはん食べず
気になるのは、朝(8:00頃?)以来していないおしっこ
トイレシートまで抱っこ
何度誘導してもおしっこ出来ず
8/10 00:00 気になるのは呼吸よりもぐったり感
徐々に寝ている体勢でも自分を支えることが出来なく
顔をあげることも出来ない
酸素ハウスから出して、隣で一緒に過ごす
・
・
心臓に負担?心臓が大きく動く、呼吸もやや荒く
・
・
am3:00頃より、鼻鳴き+ワンと鳴くように
(そう大きくない声で、ンーンー、ワンを繰り返す)
何かを言いたいのか、肝心な時に解ってあげられず(涙)
何となく恐怖からのような気も、いよいよ覚悟の時が。
旅立つ時には一吠えするようなことを多く目にしたので
出来れば大きな声も遠慮のいらない朝が来てから、と願いつつ
でも朝を迎えること、それは難しいことに思えました
am4:57 アポロが顔をあげているようにも、でもこの状況思い出せず

am6:19 夜が明けました

am6:52 一緒に朝を迎えられました

まさかの朝が来た
そしてこの時、未明よりも落ち着いたような様子に安堵して
このあと私、アポロの胸に顔をくっつけ眠ってしまいました
am7:45 飛び起きてアポロの呼吸を確認、ホッと

am7:46 と、アポロが!!



am7:47 あんまりびっくりして声かけながら夢中で写真を

あの横になった体勢から、アポロがどう起きたのか
自分が飛び起きた時でもあり、正直解らないのです
咄嗟に、お水飲む?
私がアポロの身体を起こしたような気もするし
してないような気もするし
でも身体を支えられなかったアポロが一瞬でも
瞬間、覚悟じゃなかったんだ!!
ごめん、ごめん、違ったんだ!!
また復活してくれたんだ、凄いねアポロ!!
とにかく興奮と嬉しさでひたすら話しかけていたような
am7:48 で、急いでお水をあげると、飲んだ!



am7:48

飛び起きて目にした光景
私がどれだけ歓喜、興奮していたかは写真の時間が物語っていて
am9:10 でも、この時は私が介助。お水は多分飲めませんでした

am9:50 足や手を触って感覚を

am11:04

am11:05

この写真が生前のアポロ、最後の1枚。
午後になって、
アイスクリームを口に少し含ませてみたり
お水を含ませてみたり
その時は、舌が、喉がちゃんとゴクンゴクンと
が、時間と共に、喉のゴクンがなくなって
目の力が弱くなってきて
呼吸のリズムが少し乱れ出し
少しすると突然カタンと、酸素マスクが転がり
小さく息を吸うと、いったん呼吸と心臓が止まり、また呼吸と鼓動が
続けてまた小さく吸うと、今度はいっせいに
まるで電源が落ちた電子機器のように
全てが同時にピタっと止まりました
結局、朝が来てからアポロは一吠えもすることなく
足をつっぱることもなく
最後小さく息を吸った2回目、静かに力強く旅立ちました
am3:00頃から亡くなるまで
ずっと寝ていないアポロを考えれば
苦しい時間だったのだと思います
それでもずっと静かに
きれいなまま
本当にきれいなまま逝っちゃった
不意にお尻を見たら
元気なうんちが途中まで顔を出し
その嬉しかったこと
あ、おしっこは?
午後からは、寝たままおしっこしていいんだよ、と
アポロには申し訳なく思いつつ
家にたまたまあったマナーパッドの試供品を
これでおしっこが出来れば
身体が汚れずに済むなら
何度見ても息のあるうちは、していなかったけれど
亡くなってすぐ見たら、ちゃんと出てました
最後までカメラの前でもいい顔を
たくさん、たくさんしてくれました
残る私が大丈夫なように
贈りもののように
事実、アポロに甘え最後の最後まで撮り続けた写真とビデオ
どれを見ても辛いものがありません
どこまでも深く大きく優しいアポロでした
本当にありがとう
おやすみ
日を追うごとに心の中に広がって
どれだけ泣いてもアポロは帰って来ない
それが解っているから、泣くことさえ拒絶しているような
あ、不意に溢れる涙、流れ落ちる涙
それはよくあります

いつもトイレシートを広げていた場所
そこにシートがないことに未だ慣れなく
横を通り過ぎるたび、あっ、と。
頭より先に、センサーが反応してしまう感じ
完全に糸の切れた凧、行き先も目的も失って
そんな中、去年の今日、おととしの今日、旅行、先月、先々月・・・
そうやってブログを読み返していると、
共に愉しかった日々、共に一生懸命だった日々、蘇り満たされる
ここがあって本当に良かった
なので、最期まで頑張ったアポロの姿
しっかり残しておこうと
きっとまた、今とは違う気持ちでここを眺められる日が訪れるはず
さすがにいっぱいいっぱいだった為、撮影記録の日時を見ながら
8/9 am10:38 アポロが歩いている写真はこれが最後に

am10:42 その足で、酸素ハウス前にいた飼い主の隣へ

その後すぐ、飼い主も誘導して酸素ハウスへ
すぐにぐっすり、そのまま寝続け4時間超え

この穏やかな眠りのあと立てなくなりました
ワンと吠えたので、ドアを開けると一瞬立とうと
でも立てず、その一瞬で悟ったようにもう立とうとはしませんでした
悲しそうに鼻鳴きを何度か
この時、顔は上がっていて、意識も、目も通常通り
お水をあげると自分でよく飲み
・
・
夜になるにつれ、どんどん体がきかなくなり
介助しても手足は立たず
ごはん食べず
気になるのは、朝(8:00頃?)以来していないおしっこ
トイレシートまで抱っこ
何度誘導してもおしっこ出来ず
8/10 00:00 気になるのは呼吸よりもぐったり感
徐々に寝ている体勢でも自分を支えることが出来なく
顔をあげることも出来ない
酸素ハウスから出して、隣で一緒に過ごす
・
・
心臓に負担?心臓が大きく動く、呼吸もやや荒く
・
・
am3:00頃より、鼻鳴き+ワンと鳴くように
(そう大きくない声で、ンーンー、ワンを繰り返す)
何かを言いたいのか、肝心な時に解ってあげられず(涙)
何となく恐怖からのような気も、いよいよ覚悟の時が。
旅立つ時には一吠えするようなことを多く目にしたので
出来れば大きな声も遠慮のいらない朝が来てから、と願いつつ
でも朝を迎えること、それは難しいことに思えました
am4:57 アポロが顔をあげているようにも、でもこの状況思い出せず

am6:19 夜が明けました

am6:52 一緒に朝を迎えられました

まさかの朝が来た
そしてこの時、未明よりも落ち着いたような様子に安堵して
このあと私、アポロの胸に顔をくっつけ眠ってしまいました
am7:45 飛び起きてアポロの呼吸を確認、ホッと

am7:46 と、アポロが!!



am7:47 あんまりびっくりして声かけながら夢中で写真を

あの横になった体勢から、アポロがどう起きたのか
自分が飛び起きた時でもあり、正直解らないのです
咄嗟に、お水飲む?
私がアポロの身体を起こしたような気もするし
してないような気もするし
でも身体を支えられなかったアポロが一瞬でも
瞬間、覚悟じゃなかったんだ!!
ごめん、ごめん、違ったんだ!!
また復活してくれたんだ、凄いねアポロ!!
とにかく興奮と嬉しさでひたすら話しかけていたような
am7:48 で、急いでお水をあげると、飲んだ!



am7:48

飛び起きて目にした光景
私がどれだけ歓喜、興奮していたかは写真の時間が物語っていて
am9:10 でも、この時は私が介助。お水は多分飲めませんでした

am9:50 足や手を触って感覚を

am11:04

am11:05

この写真が生前のアポロ、最後の1枚。
午後になって、
アイスクリームを口に少し含ませてみたり
お水を含ませてみたり
その時は、舌が、喉がちゃんとゴクンゴクンと
が、時間と共に、喉のゴクンがなくなって
目の力が弱くなってきて
呼吸のリズムが少し乱れ出し
少しすると突然カタンと、酸素マスクが転がり
小さく息を吸うと、いったん呼吸と心臓が止まり、また呼吸と鼓動が
続けてまた小さく吸うと、今度はいっせいに
まるで電源が落ちた電子機器のように
全てが同時にピタっと止まりました
結局、朝が来てからアポロは一吠えもすることなく
足をつっぱることもなく
最後小さく息を吸った2回目、静かに力強く旅立ちました
am3:00頃から亡くなるまで
ずっと寝ていないアポロを考えれば
苦しい時間だったのだと思います
それでもずっと静かに
きれいなまま
本当にきれいなまま逝っちゃった
不意にお尻を見たら
元気なうんちが途中まで顔を出し
その嬉しかったこと
あ、おしっこは?
午後からは、寝たままおしっこしていいんだよ、と
アポロには申し訳なく思いつつ
家にたまたまあったマナーパッドの試供品を
これでおしっこが出来れば
身体が汚れずに済むなら
何度見ても息のあるうちは、していなかったけれど
亡くなってすぐ見たら、ちゃんと出てました
最後までカメラの前でもいい顔を
たくさん、たくさんしてくれました
残る私が大丈夫なように
贈りもののように
事実、アポロに甘え最後の最後まで撮り続けた写真とビデオ
どれを見ても辛いものがありません
どこまでも深く大きく優しいアポロでした
本当にありがとう
おやすみ
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